外観検査(VT検査)

外観検査の実施概要

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検査方法

外観形状を観察する場合、検査員の目との距離は300mm以内とします。
明るさが不十分な部位を観察する場合は、原則として照明器具を使用します。

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検査器具

金属製直尺、溶接用ゲージ、アンダーカットゲージ、すきまゲージ、コンベックスルール、限界ゲージ、測定治具

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検査手順

まず目視検査を行います。
許容差の定められた項目については、許容差を逸脱していると思われる部位についてのみ測定器を用いて測定することを原則とします。
測定時における目盛の読取りは、0.5mm単位で読取り記録します。
ただし、アンダーカットゲージ、すきまゲージを用いて測定する場合、0.1mm単位で読取り記録します。

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検査項目

  • 割れ
  • アンダーカット
  • アークストライク
  • 突き合わせ継手の食い違い
  • 切断、開先加工等の加工時のガスノッチ
  • 仕口のずれ(ダイアフラムとフランジのずれ)
  • 溶接端部溶接不良
  • ビード表面の不整
  • 突き合わせ溶接継手の補強すみ肉溶接サイズ
  • ピット
  • T形突き合わせ溶接継手の補強すみ肉溶接サイズ
  • その他、有害と思われる表面欠陥

その他 外観検査例

建築鉄骨以外の製缶品・配管類につきましても、外観検査を行っております。

製缶品(圧力容器)内部の外観検査

配管等長尺物のファイバースコープを使用した外観検査

クレーン部品破損部調査

クレーン部品破断部A側 マクロ

○マクロ観察

破断部を比較観察し破断原因を調査する。
脆性破壊の特徴が見られる

クレーン部品破断部B側 マクロ

○マクロ観察
延性破壊の特徴が見られる

クレーン破断部 ビッカーズ硬さ試験

○硬さ試験

熱影響等による塑性変形を推察

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